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【飲食店接客サービス向上委員会 since2003】すぐに直そう、間違った接客トーク

■「完全版」が電子書籍になって登場!

「~で宜しかったですか」、「○○円からお預かりします」、「○○のお客様」など・・・飲食店・レストラン接客のシーン別に間違ったトークを指摘。正しいトークを解説します。

■「~でよろしかったですか?」は、やめよう。

~でよろしかったですか?」はやめよう!

(お客様)「コーヒーひとつください。」
(店員)「お客様、ミルクとお砂糖はおつけしてよろしかったでしょうか。」
・・・まだ話題にもなっていないこと(砂糖とミルクの件)を、「よろしかったですか」と過去形で聞くのはNGです!

もちろん、次のケースもNGです(しかし、結構、遭遇すると思いますが)
(店員)(入店するとただちに)「いらっしゃいませ、1名様でよろしかったですか。」
・・・もちろん、これも×です。

最近の間違った敬語の背景には、ストレートに言わず遠回しに婉曲的に表現したい、という心理が働いているようです。
これらケースでは、店員とお客様の間では、砂糖とミルクの件は「まだ話題にはなっていません」し、次のケースでは、店員がお客様が何名か認識したのは「たった今」のことです。

ですからこうした場合は、「よろしかったですか」ではなくて、「よろしいですか」が正解です。

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■提供時に、「~のお客様」はやめよう。

「お待たせいたしました。サーロインステーキのお客様。

これはNGです。

正解は、「お待たせいたしました。サーロインステーキでございます。」とトーク。
できれば、お客様に手を上げさせたり、返事をさせたりはしないこと!

そのために、自分がオーダーを取った担当のお客様なら、どなたが何を頼まれたかはすべて頭に入っていなければなりません。
オーダー担当とパントリー(料理提供係)が役割分担されていても、パントリーはシルバーのセッティングをみて、それがどなたがオーダーされた料理かを判断すればよいです。
あるいは、オーダー担当がパントリーに「女性のお客様です。」と声掛けしたり、逆にパントリーからオーダー担当に聞けばOK。
もちろん、どなたのお料理がわかっていても、トークは省略しないこと!

セッティング等に差異がなく、ましてやラッシュ時で確認を取っていられない場合は、上のようにトークした後、お客様の指示を仰ぎます。

ついでにもうひとつ。料理名を略称でいわないこと!
それは自分達にしかわかりません。

料理を提供するとき、「~のお客様」と言わないだけで、ぐっと良くなりますよ!

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■提供時に、「~になります。」はやめよう。

これもFR(ファミリーレストラン)で頻発されるケースです。

単に、「~です」という状態や事実を示すのなら、これを丁寧にして、「~でございます。」でOK!
シチュエーションによっては、「~です」でよい場合もあるかもしれませんね。

「~なります」は、become という意味のときだけ使うのがいいです。
「私は今年で19になります。」
「この店に勤めて3年になります。」
これらは正解!

「お待たせいたしました、こちら、パエリアになります。」
「こちら、300円のお返しになります。」
これらはNGです。

「~になります」を使わないだけで、ぐっと良くなりますよ!


■中間下げで、決まって必ず「お下げしてよろしいですか?」はやめよう。

食べ終わったお皿。「こちらお下げしてよろしいですか?」
この場合の「こちら」は、Thisの意味だから、つけても差し支えありません。

問題なのは、お客様が「明らかに」食べ終わっているのに、必ず「お下げしてよろしいですか?」と聞くこと!

お皿の上に少しだけまだ料理が残っている。あるいは、かなり残っているのだけど、さっきからお客様がまったくそれ以上召し上がる気配がなく、そろそろデザート提供のタイミング。
こうした、判断が微妙な場合のみ、「お下げしてよろしいですか」とトークすればいいのです。

明らかに食べ終わっており、お皿の上に何も残っていないのに (ましてや、紙ナプキンを丸めてお皿にのせてあるのに)、
「お下げしてよろしいですか」はやめよう!
「(空いたお皿を)お下げいたします」でOKです。

「こちらお下げしてよろしいですか」をやめるだけで、ぐっとよくなりますよ!

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■会計時に、○○円「からお預かりします」はやめよう。

レジでの「○○円からお預かりします」もNGトークですので注意してください!

飲食店などお店は、消費税相当額は、確かにお客さまからお預かりしているのですが、
それ以外は、料理やサービスの対価として、頂戴しているのです(貰っているのであって、預かっている訳ではありません)。

正解は・・・
お会計の金額をお客様にお伝えするのは、「お会計は○○円でございます。」

おつりがない場合は、「○○円(ちょうど)頂戴します。」
このときに、「○○円お預かりします」とか、「○○円から頂戴いたします」というのは大変、ヘンなので、気をつけましょう!

おつりがある場合は、「5千円お預かりいたします、2千円お返しいたします。」
「から」はつけなくてOKです!

「からお預かりします」をやめるだけで、ぐっとよくなりますよ!

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■ご注意■ ここに示したサービスに対する考え方や具体的な手法などについては、あくまで当サイトとしての見解であります。これと、お店のマニュアルや指導が異なる場合は、お店のやり方に従ってください。


飲食店 接客サービス向上委員会

すぐに直そう、間違った接客トーク

お出迎え・ご案内のツボ

オーダー伺いのツボ

料理提供のツボ

バッシングのツボ

お会計・お見送りのツボ


■「完全版」が電子書籍になって登場!

「よろしかったですか?はやめよう!」には、続きがあった!「接客サービスのツボ」には、もっとほかにポイントがあった!

すぐに直そう、間違った接客トーク 飲食店接客サービスのツボ」の【完全版】が電子書籍になって登場!

「よろしかったですか?で正しい場合」「オーダー伺いのツボ、呼び出しベルのある店や牛丼店ではどうする?」「オーダー伺いの正しい姿勢は?」「ひざまずくのはNG?」「言いながらいなくなるのはNG!」「有難うございましたは2度言う?」など、webで公開中の項目に、大幅加筆。
「ナイフやフォークなどシルバー(カトラリー)の並べ方」など、新規項目を追加。

さらに、「接客サービスケーススタディ・こんな時どうすればよかった?」(あるイタリアンファミリーレストランにて、など5ケース)を書き下ろし。

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