【飲食店接客サービス実践講座・カジュアルレストラン編】お会計・お見送りのツボ
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フルサービスのレストランにおける、接客サービスのポイントを、シーン別に解説します。
■テーブル会計のツボ。
高級フランス料理店などでなくても、カジュアルレストラン・カジュアルダイニング系の普段使いの店舗で、テーブル会計を導入している店舗があります。
そもそも、レジ会計というのは、店舗出入口付近にレジスターを配置し、会計業務を一箇所に集約するのは合理的で生産性が上がりますが、考えてみれば、店側の都合をお客様に押し付けているともいえます。
テーブル会計は、本来顧客視点に立ったシステムなのです。
テーブル担当者は、お客様のお食事が終わりそろそろ会計のタイミング、というテーブルがあれば、いつチェックを要求されても即対応できるよう、態勢を整えておかなければなりません。
また、逆に、レジ会計がマニュアルで決まっているお店でも、もしお客様がテーブル会計をご希望であれば、喜んでテーブル会計をお受けするべきでしょう。
■レジ会計の場合、お客様より先にレジに入る・お客様より先に立ち去らない。
上の「テーブル会計」の話と続きますが、キャッシャー会計の場合、レジ担当は、お帰りのお客様より先に、レジに入るようにしましょう。
理由は、上に述べたとおりで、こちら側の都合で、レジまで来ていただいているのですから。
お客様が先になり、お待たせしてしまったら、「お待たせいたしました」とひとこと添えましょう。
お代はトレーにのせていただく、
お釣りは、小銭はトレーにのせてお返しする、
お札は、両手で、お札の正面がお客様に向くようにお渡しします。
トークは、下を参照してください。
それから、釣銭を渡し終えるや否や、ただちにスーっとその場からいなくなってしまう店員がいますが、これはダメです!
お客様が釣銭やお札を財布にしまい終わり、レジから立ち去られ、ドアを出られるまで、キャッシャーで(あるいは、ドアを空けて差し上げてもよい)、お見送りをしましょう。
■【復習】会計時に、「○○円からお預かりします」はやめよう。
レジでの「○○円からお預かりします」はNGトークですので注意してください!
飲食店などお店は、消費税相当額は、確かにお客さまからお預かりしているのですが、
それ以外は料理やサービスの対価として、頂戴しているのです(貰っているのであって、預かっている訳ではありません)。
また、「から」というのも必要ありません。預かっている訳ではないし、さらには、その中のある部分を預かる訳でもないでしょうから。
正解は・・・
お会計の金額をお客様にお伝えするのは、「お会計は○○円でございます。」
おつりがない場合は、「○○円(ちょうど)頂戴します。」
このときに、「○○円お預かりします」とか、「○○円から頂戴いたします」というのは大変、ヘンなので、気をつけましょう!
おつりがある場合は、「5千円お預かりいたします、2千円お返しいたします。」
「から」はつけなくてOKです!
「からお預かりします」をやめるだけで、ぐっとよくなりますよ!
■ご注意■ ここに示したサービスに対する考え方や具体的な手法などについては、あくまで当サイトとしての見解であります。これと、お店のマニュアルや指導が異なる場合は、お店のやり方に従ってください。
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飲食店 接客サービス向上委員会
お会計・お見送りのツボ
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「よろしかったですか?で正しい場合」「オーダー伺いのツボ、呼び出しベルのある店や牛丼店ではどうする?」「オーダー伺いの正しい姿勢は?」「ひざまずくのはNG?」「言いながらいなくなるのはNG!」「有難うございましたは2度言う?」など、webで公開中の項目に、大幅加筆。
「ナイフやフォークなどシルバー(カトラリー)の並べ方」など、新規項目を追加。
さらに、「接客サービスケーススタディ・こんな時どうすればよかった?」(あるイタリアンファミリーレストランにて、など5ケース)を書き下ろし。